白い花と白い果肉のハーモニー
繊細かつ雄大なメゾンの象徴
ペリエ ジュエ ベル エポック 2013
私はペリエ ジュエ ベル エポックを白い蘭と関連付けています。
偶然にも私の一番好きな花です。
私にとって、このキュヴェは、優美さ、優雅さ、繊細さ、活気
そしてその凛とした様、そのような白い蘭の持つ組み合わせと同様の
クオリティを持ち合わせています。
第8代目最高醸造責任者 セヴリーヌ・フレルソン
白い花の香り、ほのかに感じる赤い果実の味わい。
繊細な泡、エキゾチックなノート。
おすすめのペアリングメニューは「秋田産平鱸 ホワイトアスパラガスと日向夏」。
テイスティングしたとき、柑橘類、日向夏とのペアリングをすぐに思い浮かべました。ホワイトアスパラガスの苦みと、日向夏の甘味はこのキュヴェにぴったりのマリアージュです。
この軽やかなシャンパーニュは、どんなシチュエーション、どの時間帯でも愉しむことができる、素晴らしい可能性を持っていると思います。
― フランス料理「 エステール」(パレスホテル東京 6階)
シェフ マルタン・ピタルク・パロマー氏
アタックはミディアムでありながらも、シトラス系の柑橘のアロマを中心に、若干洋ナシのコンポートなどの香りや白桃など、非常に複雑な印象を与えます。フレッシュさも顕著に良く出ています。
後味もきれいな酸が残り、ペリエ ジュエ ベル エポックの代名詞である「華やかでエレガント」であることから全くぶれていないキュヴェです。
素材の味を活かしたお料理にこのシャンパーニュを組み合わせることによって、味が立体的になります。
シンプルな魚のポワレなどと合わせるのもおすすめです。魚とお野菜、地産地消で、エステールのシェフのコンセプトともよく合うと感じました。
最初は細めのフルートグラスで飲んでフレッシュ感を愉しんでいただき、後半はふくよかなグラスに注いで、シャンパーニュのストラクチャーや熟成感を感じさせるようにすると、同じシャンパーニュでも2度愉しんでいただけます。
できればボトルでオーダーし、食前酒から、お食事を通してというシチュエーションでお愉しみいただくのがおすすめです。ハレの日に、気持ちが高揚するようなシーンに合わせていただくのに最適なシャンパーニュではないでしょうか。
― フランス料理「 エステール」(パレスホテル東京 6階)
シェフソムリエ 根本 雄一 氏
輝きのあるイエローゴールドの液体の中を、
中心から美しく立ち上るきめ細かな気泡。
トップノーズは西洋サンザシを思わせるフローラルなアロマに、スダチやカボスなどグリーンなイメージの和柑橘。
時間とともにミント、アカシアの蜂蜜、ジンジャー、マジパンなどさまざまなフレーバーが広がっていく。
アタックは優しく上品で、きわめてクリーミーなテクスチャー。ピュアな酸味が生き生きと弾け、集中力のある果実味とハーモニーを奏でる。まるで天女の羽衣のごときエアリーさ。
植物の芽吹き、生物の蠢動を連想させる活力に溢れている。余韻には海辺をそよぐ潮風のようなヨード感。
じつにベル エポックらしいベル エポックだ。
― ワインジャーナリスト 柳 忠之 氏