18世紀後半に建てられたエレガントな邸宅に所蔵されているのは、ヨーロッパ最大となるフレンチアールヌーヴォーのプライベートコレクション。芸術運動に名を残した偉大な芸術家による希少な作品が集められています。
広大な温室と庭園を備えたシャトー ペリエに隣接するメゾン ベル エポックで繰り広げられる、自然と芸術との対話をご覧ください。
スタイルのルーツ
1811年、ピエール・ニコラ・ペリエとローズ・アデル・ジュエの結婚によって、メゾン ペリエ ジュエが誕生しました。芸術と自然に情熱を抱いていた2人は、シャンパーニュに対する独自のビジョンを生み出しました。
1850年、創業者の息子シャルル・ペリエとは義兄弟でビジネスパートナーであったウジェーヌ・ガリスが、家族のためにエレガントな邸宅を手に入れました。その隣にはシャルルの構えるシャトー ペリエが建ち、庭の広大な温室で植物への情熱が育まれていきました。現在のペリエ ジュエのシャンパーニュを象徴するフローラルで複雑なスタイルの基盤は、この場所で形作られたのです。
アールヌーヴォーのボトル
熱心な芸術愛好家であり、フランス美術史学会の創立メンバーでもあったウジェーヌ・ガリスは、膨大な絵画とドローイングを収集し、その情熱は息子のアンリ・
ガリスとオクターブ・ガリスに受け継がれました。著名な前衛芸術家をはじめ、多くのアーティストを友人に持つオクターブが、アールヌーヴォーのパイオニアの1人であるエミール・ガレにペリエ ジュエのボトルデザインを依頼したのは、自然なことでした。1902年に制作された4本のマグナムボトルには、日本の白いアネモネを描いた繊細なアラベスク模様がエナメルであしらわれています。このボトルが、後にペリエ ジュエ ベル エポックとして世界に名を馳せることとなる類稀なワインにインスピレーションを与えました。アイコニックなデザインは、こうして世に送り出されました。
ノウハウからサヴォアヴィヴルへ
1980年代、ガリス家の親戚でアールヌーボーをこよなく愛するミシェル・ブダンが会社の経営を引き継いだとき、彼は実家をペリエ・ジュエのノウハウとサヴォアヴィーブルのパンテオン、つまり芸術と自然の驚異を集めた場所にすることを思いついたのである。そして、メゾン・ベル・エポックが誕生したのです。
唯一無二のコレクション
現在のメゾン ベル エポックには、ヨーロッパ最大のフレンチアールヌーヴォーのプライベートコレクションが所蔵されています。創業者一族が何世代にもわたって暮らしてきた邸宅は、ペリエ ジュエを訪れるゲストを温かく迎えています。芸術と自然の調和が随所に見られる空間からは、創業者が注いだ2つの情熱を感じていただけるでしょう。それは、アールヌーヴォーからのインスピレーションと、ペリエ ジュエのシャンパーニュに対する独自のビジョンです。
“メゾン ベル エポックという特別な空間で、アール・ド・ヴィーヴル（暮らしの芸術）を体験し、ヨーロッパ屈指のフレンチアールヌーヴォーのコレクションをご覧ください。”